「第67回京都府発明考案功労者表彰」において「優秀賞」および「入賞」を受賞 ~店舗バックヤードの省スペース化と、計量機のメンテナンス性向上を支える技術が評価~

2023/04/19

株式会社イシダはこのたび、京都府が主催する「京都府発明考案功労者表彰」において、当社のストレッチ包装装置に関する発明が「優秀賞」を、物品滞留装置に関する発明が「入賞」を受賞しましたことをお知らせいたします。

京都府発明考案功労者表彰は、優れた発明・考案を通じて、京都府の産業振興に貢献した功績を称えるものです。今回、店舗バックヤードの限られたスペースの有効活用や、人手不足に伴うメンテナンス作業の簡素化といった課題に対し、省スペース設計とスキルフリー化の両立によって現場の生産性を高めた技術が評価されました。

4月19日、京都府民ホール・アルティにて表彰式が行われました。


【優秀賞】
受賞対象:ストレッチ包装装置(特許第5739190号)
■ 発明の概要

スーパーのバックヤードなどで使用される自動計量包装値付機「WM-AIシリーズ」において、装置のコンパクト化と「ラベル交換頻度の低減(大径フィルムロールへの対応)」を同時に実現した技術です。従来、別々の部品で行っていた「フィルムの搬送」と「フィルムの引き伸ばし(ストレッチ)」の機能を一つのユニットに集約。これにより、包装機構を大幅にスリム化し、空いたスペースに従来より大きなフィルムロールを搭載することを可能にしました。

 

■ 開発の背景とメリット

設置スペースが限られる日本のバックヤード事情と、交換手間を減らすために大径ロールを好む海外市場の両方のニーズに応えるため、以下の成果を実現しました(一部の数値は、包装条件による)。

・設置面積の維持と効率向上: 装置の奥行きを従来と同じ1,000mmに抑えつつ、搭載できるフィルム径を約8%拡大(185mm→200mm)。
・作業負担の軽減: フィルム1本あたりの包装回数が約860回増加し、頻繁なフィルム交換作業を削減。
・商品価値の向上: フィルムの最大送り出し量を拡大したことで、嵩の高い「大盛り商品」なども安定して美しく包装することが可能に。
・グローバル展開の加速: 国内外で仕様を統一できるようになったことで、生産コストの削減と在庫管理の効率化を達成。
 

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▶製品情報はこちら(自動計量包装値付機 WM-AI)


【入賞】
受賞対象:物品滞留装置及び支持体(特許第6982923号)
■ 発明の概要

組合せ計量機「CCW-ASシリーズ」において、計量物を一時的に貯留する「ホッパ」を、装置本体へ容易かつ確実に装着するための技術です。装置本体の支持体に「案内面(ガイド)」を設け、ホッパを押し当てながら左右にスライドさせるだけで、正しい位置に吸い込まれるように装着される構造を開発。手元の感触だけで正確な位置合わせを可能にしました。

 

■ 開発の背景とメリット

計量機には最大32個ものホッパが搭載されており、清掃のたびに行う付け外し作業は大きな負担でした。また、視認しにくい位置への誤装着は計量不良やそれに伴うフードロスの原因となっていました。本技術により、以下の成果を実現しました。

・清掃時間の短縮: ホッパの取り付けにかかる時間を従来比で約8.6%短縮(14ヘッド機での社内検証)。
・スキルフリーの実現: 熟練のコツが必要だった装着作業が「押し当ててスライドさせるだけ」になり、新人作業者でも初日から正確な作業が可能に。
・フードロスの削減: 誤装着による計量不良や包装の無駄を未然に防止し、歩留まりを向上。
・高い互換性: 従来のホッパをそのまま使用できる設計とし、お客様の既存資産を無駄にすることなく最新の利便性を提供。

 

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▶製品情報はこちら(組合せ計量機 CCW-ASシリーズ)

 

当社は今後も、現場で培った知見と技術力を活かした新たな価値創出により、お客様の課題解決と社会の発展に貢献してまいります。
 

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